今回はこれからIPO投資をはじめる方向けに、IPOの申し込み方法を解説したいと思います。
IPOをはじめる初心者の方におすすめの証券口座は以下の2つなので、
- SBI証券
- マネックス証券
この2証券の口座で、IPOを申し込む手順についてお話ししていきます。
ちなみにこれらの証券口座をまだ開設していないという方は、別の記事で証券口座の開設方法をお話ししてるので、下記より参照してみてください。
SBI証券とマネックス証券のおすすめポイント
IPO初心者の方にSBI証券とマネックス証券をおすすめする理由は、主に以下の3つとなります。
- IPOに応募できる件数が多い
- ネット証券なので手軽に利用できる
- 抽選方式により初心者でも当たる可能性がある
それぞれの証券会社で特徴が異なっていますので、以降で個別に解説していきますね。
SBI証券の特徴
SBI証券のIPO申し込みに関する特徴をまとめると以下の通りです。
- IPOの取扱い銘柄数がネット証券でダントツ!(2018年実績:91社)
- 申し込み続ければ人気銘柄でも当選が可能な「IPOチャレンジポイント」
SBI証券はIPOの取扱い銘柄数が全証券でNo.1であり、ネット証券で第2位のマネックス証券と比べてもダントツの証券会社です。
当選の割り当てが圧倒的に多くなる主幹事も12銘柄で担当しており、他のネット証券はどこも0社だったことを考えると、IPO投資を考えるなら必須の証券会社といえるでしょう。
IPOの抽選方式にも特徴があり、IPOチャレンジポイントという制度を導入している点です。
IPOの申し込みでは、通常は申込み株数が多いほど当選の確率が高くなります。
そのため人気のIPO銘柄では、資金力がある投資家が大量の株数を申し込むので、資金量の少ない個人投資家が当選する確率は低くなるのです。
IPOチャレンジポイントは、このような資金量の差で当選しにくくなることを緩和してくれます。
抽選に落選した場合は、その口座にIPOチャレンジポイントが1ポイント付与されます。
ポイントは無期限で貯め続けることができるので、抽選に当選せずに外れ続けてもポイントがどんどん貯まっていくのです。
SBI証券の抽選では個人に割り当てられるうちの30%が、申し込み時に使用したIPOチャレンジポイントの多い人から順番に当選する方式になっています。
※ポイントを使って外れた場合は、使用したポイントは戻ってきます。
つまり抽選に外れてもポイントを貯め続けていけば、ポイントを使っていつか必ず当選することできるのです。
ポイントの使いどころが重要になってくるので、とりあえずすべてのIPOに申し込んで、抽選に外れて得たポイントを貯め続けて人気銘柄の当選を狙いましょう。
マネックス証券の特徴
マネックス証券のIPO申し込みに関する特徴をまとめると以下の通りとなります。
- IPOの取扱い銘柄数がネット証券第2位(2018年実績:53社)
- 資金量を反映しない公平な抽選方式
マネックス証券はIPOの取扱い銘柄数はネット証券では第2位となっており、2018年実績では53社でした。
SBI証券の91社と比べると少ないですが、SBI証券で申し込めない銘柄を取り扱っていることが多いので、この2社を利用しておけばほとんどのIPO銘柄に申し込むことができます。
1口座で1票と資金量が関係しない公平な抽選方式を採用しているのが特徴で、初心者でも人気銘柄に当選できるチャンスがあります。
IPO投資を行う上では、ぜひとも利用しておきたい証券会社といえるでしょう。
IPOへの申し込み方を解説
ここからは証券口座のページから、実際にIPO銘柄へ申し込みを行う手順について解説します。
SBI証券の場合
SBI証券の口座にログインしサイトの下へスクロールする
SBI証券の口座にログインしましょう。
IPOの申込みはサイトの下部にありますので、スクロールして移動します。
IPO(新規上場)の欄の「一覧」の部分をクリックする
IPOの欄にある「一覧」部分をクリックして、IPO銘柄の購入申し込み画面へ移動します。
買いたい銘柄がリンク表示されている場合は、そちらをクリックすればOKです。
IPO銘柄の購入申し込みのところまでスクロールする
ブックビルディング画面の一覧より、購入したい銘柄のところまでスクロールします。
「ブックビル申込」欄の「申込」ボタンをクリックする
購入したい銘柄の「申込」ボタンをクリックします。
申込ボタンが表示されていない場合は、ブックビル期間外のためと思われますので、表示されているブックビル期間を再確認してください。
必要な個所を入力して「申込確認画面へ」をクリックする
購入申し込み画面より、申込み株数・購入価格・IPOチャレンジポイントの使用について入力して、「申込確認画面へ」ボタンをクリックします。
ストライクプライスとは、「いくらになっても購入申し込みをします!」という意味の買い方です。通常の株取引の成行買いと同じ意味ですね。
IPOでは仮条件の設定内で価格が決定しますので、成行買いのようにとんでもなく上の価格になることはありません。
仮条件がブックビル期間中に引き上げとなった場合に、その引き上げられた価格でも買うよという意味になるので、価格入力をし直す手間が省けるという証券会社の意図があるようです。
ブックビル期間中に仮条件が引き上げになったというケースはほとんどないので、私は気にせずいつもストライクプライスで申し込んでいます。
申込み内容を確認して「申込」ボタンをクリックする
申し込み内容を確認して、問題なければ「申込」ボタンをクリックします。
申込受付完了画面より赤枠の戻る部分をクリックする
受付完了画面より赤枠のブックビルディング画面へ戻るをクリックします。
IPO一覧画面で申込みが反映されていることを確認する
購入銘柄の申し込み内容が反映されていることを確認します。
赤枠のリンク部分をクリックすれば、申込内容の訂正や取り消しができます。
マネックス証券の場合
マネックス証券の口座にログインしサイトの下へスクロールする
マネックス証券の口座にログインしましょう。
IPOの申込みはサイトの下部にありますので、スクロールして移動します。
IPO・POの欄の「一覧」の部分をクリックする
IPOの欄にある「一覧」部分をクリックして、IPO銘柄の購入申し込み画面へ移動します。
買いたい銘柄がリンク表示されている場合は、そちらをクリックすればOKです。
以降の流れはSBI証券と同じです。
まとめ ~IPO初心者はSBIとマネックスではじめてみよう!
IPOの申し込みのために、たくさんの証券口座を開設することをおすすめしているサイトを目にしますが、初心者の方であればSBIとマネックスで十分だと私は思います。
たくさんありすぎると口座の開設も手間ですし、それぞれの証券口座に資金を移動したり、それぞれの口座でブックビルディングの申し込みをしたりと煩雑になってしまいます。
まずは今回ご紹介した2証券でIPO投資をはじめてみることをおすすめします。
これらの証券口座をまだ開設していないという方は、別の記事で証券口座の開設方法をお話ししてるので、下記より参照してみてください。
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