推敲・校閲支援ツール「文賢」をブログ初心者が使ってみた感想


ぽけご
こんにちは、気ままに生きてるぽけごです。

ブログ運営をされているなら、推敲・校閲支援ツール「文賢」についてご存知の方も多いと思います。

手間のかかる誤字脱字や文章のチェックを、ツールがやってくれたらすごく楽になるけど、文賢って本当に使えるツールなの?

費用も掛かるので、こんな風に感じている人も多いのではないでしょうか。

私もその一人だったのですが、使ってみなきゃわからないってことで、思い切って導入してみました。

はたしてブログ歴3ヶ月の初心者が使っても、意味のあるツールなのでしょうか?

結論から書いてしまうと、

  • 文章力に自信はないが、ブログをビジネスにしたい初心者であれば買い
  • 自分の文章力に自信がある、ビジネスブロガーなら買わなくても問題ない
  • ブログは趣味なので、文章力を気にしていないという人なら不要

実際に使ってみての私の感想はこんな感じです。

今回はブログ初心者の目線で文賢を使ってみて、使い勝手や感想などをお話ししていきたいと思います。


この記事はこんな人にオススメです

  • 文賢を使ってみようか迷っている人

目次

文賢とはどういうツールなのか?


沈黙のWebマーケティング」や「沈黙のWebライティング」などの書籍で知られている、ウェブライダーが開発したWeb上で使用するライティング支援ツールです。

ウェブライダーがこれまでつちかったノウハウを用いて、書いた文章を校閲と推敲の項目でチェックして、リアルタイムに改善点を指摘してくれます。

文賢の4つの機能

文賢には以下の4つの機能が備わっています。

文賢の4つの機能
  • 文章表現機能
  • 校閲(こうえつ)支援
  • 推敲(すいこう)支援
  • アドバイス機能

各機能の詳細や使い方は後述します。

文賢の導入費用

文賢を導入するための費用は以下の通りです。

  • 初期費用 10,800円(税込)
  • 月額費用 1,980円(税込)

※支払いはクレジットカードのみ

きままくん
初期費用が高い気がするね。
ぽけご
そこでちょっと二の足ふんじゃうかも。

文賢のメリットとデメリット

初心者なりに利用してみて感じた、文賢を導入することのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

自分の文章を客観的にチェックしてくれる安心感

文賢を利用するまでは、自分が作成した文章を自分でチェックするという形でしたが、これではよくも悪くも自分流の文章にしかなりません。

しかし文賢を利用すれば、ウェブライダーのノウハウを用いてチェックされますので、自己流だけじゃない文章に仕上がる安心感があります。

文賢のチェックを通しても指摘項目が少ない場合は、「よかったぞ」とほめられた気分になり自信につながります。

自分の文章のクセを知って改善できる

文賢のチェックを何度もやっていると、文章表現における自分のクセを知ることができます。

私の場合は「~です」の表現を多用しすぎており、文賢でその指摘が毎回上がっておりました。

「~です」は自分のクセであると知ることができたので、今は文末の使い分けに対して意識を持つようになりました。

音声読み上げが便利

読み手に響くいい文章を仕上げるためには、何度も読み返して思考し、読み手の目線を持つことが大事です。

これを一人でやっていると、読むことと思考すること、書くことをすべて同時にこなす必要があり、初心者には難易度が高すぎます。

したがって読んでは書き直してを何度も繰り返して、結構な時間を使ってしまうのです。

しかし音声読み上げをしてくれることで、読み上げた内容を耳で聞きながら、思考しながら同時修正できるので作業効率をかなり上げることができます

個人的にはこの音声読み上げ機能が、一番大きなメリットであると感じています。

デメリット

文章構成まではチェックしてくれない

日本語はまったく同じ言葉を使用しても、並べ方が違うだけで印象や伝わり方が大きく変わります。

しかし文賢では、言葉の並べ方や文章の構成まではチェックされないので、自分で考えなければなりません。

タイピングミスレベルの誤字を指摘しない

打ち間違えや修正時の消し忘れなどで起きるような誤字は、校閲機能で指摘されません。

「お付き合いいただけるとうれしいです。」

上記では「で」の文字を消し忘れて重複していますが、校閲機能では指摘項目にあがってきません。

しかし音声読み上げでチェックしていれば、その時に発見することはできます。

間違ってないのにチェックに引っかかる

文章の意味をくみ取るまではしていないので、正しい表現でもチェックに引っかかることがあります

いちばんよく目にするのが、「~になります」という表現の部分です。

「100円になります」という文章は間違いですが、「おたまじゃくしはカエルになります」という正しい文章でも、誤り候補として指摘にあがってしまいます。

初期費用がわりと高い

文賢は今も新機能が実装されているようですが、もっとたくさんの人に使われて、AI学習などでさらに便利なツールになってほしいです。

しかし初期費用がかかるので、利用の敷居を上げてしまっていると思います。

ぽけご
月額費用だけになれば利用者はもっと増えるのにな~

文賢の機能と使い方

文賢に備わっている機能の詳細と使い方をご紹介します。

Chromeの拡張機能で文章を簡単に読み込める!

文賢はWebブラウザ上で使用するツールですが、Chromeで利用するのが便利です。

Chromeで文賢の拡張機能をインストールすれば、ブラウザ上で選択した文章を右クリックの「文賢に送る」メニューを選ぶだけで、文賢でチェックできるようになります。

拡張機能のインストールは、文賢の画面右上にある設定のメニューから、「Chrome拡張を入手」を選んで行えます。

文章表現

文章表現機能は、表現を豊かにして、読み手の想像力に訴えかけるフレーズを提案してくれます。

フレーズ登録されている項目にラインが引かれるので、そこをクリックすると候補が出てきます。

文章表現の例

  1. アリーナ1列目をゲットしたときのようなうれしさ
  2. カップラーメンを待っている間にとった電話で「あ、これ長くなる」と察したときのような焦り
  3. まだ半月もあるのにパケット制限されたときのような絶望感
  4. アナゴさんがマスオさんよりも年下だと知ったときのような衝撃
  5. 給食を配るときに汁物の配分に失敗し、自分の分の味噌汁がなくなってしまうような切なさ

とても個性的な表現がいくつも出てきますが、個人的にはあまり使わない機能だと思っています。

自分のブログで使用するレベルであれば、Webで類語検索する方が早いです。

校閲支援

校閲機能は、校正を含めた日本語の間違いをチェックして指摘してくれます。

校閲のチェック項目

  1. 一定レベルの誤字脱字のチェック
  2. 誤った言葉のチェック
  3. 誤った敬語のチェック
  4. 気をつけるべき商標と固有名詞のチェック
  5. 誤用しやすい言葉のチェック
  6. 話し言葉・砕けた表現のチェック
  7. 重複表現のチェック
  8. 半角カタカナのチェック
  9. 機種依存文字のチェック
  10. 差別語・不快語のチェック
  11. ポリティカル・コレクトネスのチェック

ただ下の画像の通り、あまり指摘が多くないです。

私の文章力が正しいからなのかと、ちょっと勘違いしてしまいそうですが、イージーなタイプミスが漏れていたりしますので気をつけましょう。

私はこの画面で、文字数や漢字の使用率も合わせて確認するようにしています。

漢字の使用率は20~40%の範囲が、読みやすい文章とされています。

推敲支援

推敲機能は、文章の精度を高めて読みやすくなるように、チェックして指摘してくれます。

推敲のチェック項目

  1. 接続詞をハイライトし、論理展開がスムーズかどうかのチェック(同じ接続詞が連続している場合は指摘)
  2. 日付や数字をハイライトし、誤りがないかのチェック
  3. 同じ助詞の連続使用のチェック
  4. 同じ文末表現の連続使用のチェック
  5. 二重否定表現のチェック
  6. 一文に読点が4つ以上存在していないかのチェック
  7. 50文字以上の文に読点があるかのチェック
  8. 漢字で書くほうがよい言葉のチェック
  9. ひらがなで書くほうがよい言葉のチェック
  10. カタカナで書くほうがよい言葉のチェック
  11. 記号が全角に統一されているかのチェック
  12. 英数字が半角に統一されているかのチェック
  13. ユーザーが設定した任意の文字列を使っていないかのチェック(自分ルール)

チェック後の指摘を一番たくさん出してくれる機能ですが、指摘される項目は同じパターンが多いので、慣れてくるとかなり指摘が減ります。

辞書登録で独自のチェックルールを追加することも可能です。

アドバイス

アドバイス機能は、何かを自動チェックするわけではなくて、最終確認のチェックリストのような使い方です。

文賢の辞書に登録されている「アドバイス」

  1. 【箇条書き】を用いて、スッキリと整理できる箇所はありませんか?
  2. もっと短くシンプルに表現できる文章はありませんか?
  3. 【結論→理由】【疑問(問い)→結論(答え)→理由】という並びを意識し、読み手の興味を持続させることを意識していますか?
  4. 【たしかに●●です。しかし~】を用いて、読み手からの「反論に対する反論」の準備ができていますか?
  5. この文章を「誰が書いたか」という【話者】は明らかにしていますか?
  6. 読み手が共感できるよう、【感情表現】は入っていますか?
  7. 読み手の【自分事】となる言葉や表現は入っていますか?
  8. 指示代名詞を使いすぎていませんか?
  9. 係り受け(修飾語と被修飾語、主語と述語)の距離は近いですか?
  10. 長い修飾語や大きい状況を示す言葉ほど先に置いていますか?
  11. 複数の言葉を「と」「や」を使って列挙する場合は、「AとB、C、D」「AやB、C、D」という形になっていますか?
  12. 炎上リスクはありませんか?第三者の視点で読んだとき、知らない間に誰かを傷つけていませんか?

とても大切なことが書いてあるので、アドバイス機能ではじめて確認するというよりは、箇条書きで日頃から意識して書けるようにしたい内容ですね。

なお初期では、アドバイス機能に何も表示されない状態になっています。

右上の設定アイコンから「使用中の辞書」を選び、文賢の辞書を指定すると表示されるようになります。

音声読み上げ

文章を音声で読み上げてくれる機能です。

いい文章を仕上げるには、読み手の気持ちになって、じっくり読んでみることが大事です。

音声読み上げをしてくれることで、読み上げた内容を耳で聞きながら、思考しながら同時に修正できるので作業効率をかなり上げることができます。

個人的にはいちばん重宝している機能です。

まとめ ~文賢は文章力に自信がない初心者にオススメ!


ぽけご
今回のおさらいです。

文賢を利用する必要性は?
  • 文章力に自信はないが、ブログをビジネスにしたい初心者であれば買い
  • 自分の文章力に自信がある、ビジネスブロガーなら買わなくても問題ない
  • ブログは趣味なので、文章力を気にしていないという人なら不要


きままくん
ぼくも文賢を使ってみようかな。

音声読み上げなど便利な機能もあるので、私はもうしばらく文賢を使ってみようと思っています。

ブログ記事の質も上がりますし、文章力を磨く上では役立つツールなので、ブログを頑張りたい初心者の方にはオススメです

文賢を使ってみようと思う方は、下記より公式ページも確認してみましょう。





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