夫婦円満の秘訣って難しいテーマですけど、ネットで検索して調べてると、テクニカルな話ばかり出てきませんか?
テクニカルな面を取り入れただけでは、長い夫婦生活を円満な関係で暮らし続けることは難しいですし、もっともっと大切な本質の部分があると思うんです。
今回はそのことについてお話ししていきますね。
私たちは結婚してもうすぐ15年になるのですが、おかげさまで夫婦円満で仲良しに暮らせています。
子供がいないからということもあるかもしれませんが、いまだに恋愛感情もいだいていますし、自然体で一緒にいられるいい関係性を保っています。
でもそれはとある1冊の本との出会いによって、夫婦円満の本質を明確にすることができたからなんです。
その1冊の本とはこちらの書籍になります。
この本はビジネス書ですが、その内容はチームマネジメントに活用できるのはもちろん、夫婦や親子、友人との関係にも活かすことができる普遍的なものだと感じています。
夫婦円満の本質にこの本のノウハウがどのように関連があるのか、夫婦円満の秘訣として4つのポイントをお話しする中でまとめてみたいと思います。
夫婦円満という目的を明確に共有する
まず一つ目の秘訣は、「夫婦円満である」ということを、目的としてお互いが明確に共有できているかということです。
もちろん結婚式で誓ったはずではありますが、、それだけではなくて夫婦間で明確な決め事として共有ができているかどうかが重要です。
「言わなくても分かるだろ」はダメ
日本男児にありがちですが「言わなくても分かるだろ」ではもちろんダメです。
チームマネジメントと同じく、夫婦間でも明文化して共有しておくことが大切です。
夫婦で時間を取ってしっかり話し合い、自分たちの夫婦円満とはどういう状態なのかを明文化しておきましょう。
私たちの場合は「2人のビジョン」として5年先までの役割とするべきことを明文化し、5年ごとに話し合って更新する形をとっています。
紙に書いて見えるところに貼り出しておく
明文化したものを紙に書き出して、二人ともが目にする場所に貼り出しておきましょう。
毎日じっくり見ることはなくても、目にしたときに内容に対して思いを巡らせる機会を持つことができます。
私たちの場合はプリントアウトしてそれぞれの署名捺印をして、額縁に入れて飾るところまでやってます。(笑)
努力の継続が必須とお互いに認識する
夫婦で話し合って紙に書き出してみると分かるのですが、日々なんとなく過ごしているだけでお互いが思い描く夫婦円満を維持していくのは難しいことです。
夫婦円満な状態を続けるには、その目的に向かって努力し続ける必要があるという認識を共有しておくことも大切です。
どちらか一人でも努力の必要性を認識せずに、当たり前のように思ってしまっていたら、いずれ崩壊してしまう日が来るでしょう。
目的を具体的に話し合って書き出すときに、この点も合わせて共有して書き出すようにしておくとよいと思います。
目的を果たすために誠実に努力する
ここまでは夫婦で共有するという内容でしたが、これ以降は自身が心掛ける内容となります。
「夫婦円満」という目的を果たすために、常にその目的に誠実に向き合い努力をしていくんだと決意しましょう。
目的のために感じたことは素直に即行動にうつす
「夫婦円満」という目的を果たすために自身が必要だと感じたことは、ためらわずに素直に即行動に移しましょう。
そうすることで相手に「ありがとう」という気持ちが積み重なっていきます。
「ありがとう」という相手に対する気持ちは、夫婦円満を維持し続けるための燃料のような存在です。
ガス欠になることが無いように日頃から積み重ねていきましょう。
自分の感情に背かない
人間というのは考える生き物ですから、自身が目的を果たすために必要だと感じたことなのに、「めんどくさい」「そこまでしなくても」と否定する気持ちが生まれることもあります。
しかし目的を果たすために自身が必要だと感じたことであり、それに誠実に向き合うと決意しているわけですから、自分の感情に背くことなく即行動が取れるようにしていきましょう。
人間はいったん自分の感情に背くと、欺いた自分を正当化するために現実がゆがめて見てしまうという傾向があります。
本の中ではこの傾向のことを、「自己欺瞞(ぎまん)」や「自分の箱に入る」と表現して、下記のような説明がされています。
自分への裏切りを行った時、人は箱の中に入ってしまう。
自分を裏切らず、正直に生き続け箱の外へ出続けよう。
- 他の人へするべきだと感じたことに背く行為を「自分への裏切り」という
- いったん自分の感情に背くと、周りを自分の裏切りを正当化する視点から見てしまう
- 自分を正当化する視点で見てしまうと現実が歪められる
- したがって、人は自分の感情に背いたときに箱に入る
- 時が経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格とみなし、それを持ち歩くようになってしまう
- 自分が箱の中にいると、他の人たちをも箱に入れてしまう
- 箱の中にいると、互いに相手をひどく扱い、互いに自分を正当化する
共謀して、互いに箱の中にいる口実を与え合う
『自分の「箱」から脱出する方法』 より引用
相手の行動に着目するのではなく、自分が努力できているかを常に考える
自分への裏切りを重ねて妻に対して「箱」に入ってしまうと、自分ではなく相手の行動にばかり着目してしまうようになります。
この傾向は妻をも箱に引き込もうとする行動であり、「夫婦円満」という目的と正反対の結果へ向かってしまいます。
自分の考えで相手の行動を責めてはならない
たとえ妻であっても、感情や考え方は自分と全く同じではありません。
妻には妻のなりの考えがあって、目的に対する努力をしているはずですから、自分を正当化してお互いを責め合ったとしても、このサイクルはお互いを目的から遠ざけることになります。
妻が間違っているという点に注目するのではなく、「夫婦円満」という目的のために自身が誠実に行動する努力ができているかに目を向けましょう。
不信感を覚えるなら目的を見ながら二人で話し合う
どうしても妻の行動に不信感を覚えるのなら、
という行動を否定する投げかけではなく、
と妻の行動に関する考え方を共有したい意思を示し、二人で取り決めた目的を見ながら話し合うようにしましょう。
まとめ
夫婦円満の秘訣として、1冊の本から学んだヒントを交えながらまとめてみました。
- 朝晩のキス&ハグを欠かさない
- 挨拶や感謝の言葉を大切にする
- 毎日メールのやり取りをする
etc…
上記ようなテクニカルなことだけをやったとしても、本質の部分を持っていなければ、夫婦円満のサイクルは本物にはならないでしょう。
このことを『自分の小さな「箱」から脱出する方法』という書籍から学びました。
この考え方を取り入れたことで、私たちは「夫婦円満をずっと続けていく」という目的のために、相互に努力する決意を共有することができました。
目的を果たしていくために、自身が感じたことを感情に背くことなく即行動に移して、「ありがとう」という気持ちを積み重ねています。
この素敵な連鎖反応で、これからも夫婦円満で仲良しの暮らしを続けていきたいと思います。
今回の本はビジネス書として、チームマネジメントにも大いに活かすことができますので、まだ読んだことがないという方はぜひ手に取って読んでみてください。
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